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レーダーの選び方

用途から選ぶ

安全航行のために使用する

  • 安全航行のために使用する場合、遠くを映し出す必要はありません。
  • 主に1マイル程度のレンジで見るため、高出力は必要ありませんので4kW~2kWで十分です。
  • また、アンテナはレドーム型で十分に対応します。
  • 殆どのメーカーで取り扱いがあります。

出力が5kW以下の場合、資格は必要ありませんが、 無線局の開局申請を行い、無線局免許(無線航行移動局)を取得する必要があります。
申請と免許取得の流れや手数料に関しては、以下のURLからご確認ください。
総務省 電波利用HP:http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/proc/index.htm


遠くの船舶を見たい

  • 遠くの船舶を見たい場合、高出力タイプの物になります。
  • 主に12kW程度もあればかなり遠くまで見えます。
  • アンテナの取り付け場所は、なるべく高い位置に取り付けるとさらに遠くまで映しだされます。
  • 国内メーカーでは、光電製作所(KODEN)、古野電機(FURUNO)、日本無線(JRC)が製造しています。
    大型機器になるため販売地域が限られる場合があります。

出力が5kW以上の場合、資格が必要になります
必要資格:第二級海上特殊無線技士または、レーダー級海上特殊無線技士


機能で選ぶ

レーダー画像に地図を出したい

  • 一部の機種ではレーダー画像に地図を映し出すことができます。
  • 大型機種になり、サテライトコンパスも必要になるため非常に高額になります。
  • また、画面もかなり複雑に映りますので、レーダー画像が見え難い場合があります。
  • 国内メーカーでは、光電製作所(KODEN)、古野電機(FURUNO)、日本無線(JRC)が製造しています。
    大型機器になるため販売地域が限られる場合があります。

他船航跡を出したい

  • GPSプロッター上に他船の航跡を書くことができます。
  • ただし全ての航跡を書くのではなく、設定でターゲットロックした他船のみになります。
  • また、レーダー上でターゲットロックした他船がロストした場合、再びターゲットロックを設定し直す必要があります。
  • この機能を動作させるには船首方向と、位置情報が必要なためオプション品の、ヘディングセンサーやサテライトコンパスが必要になり、GPSプロッターと接続するためのNMEAケーブルが必要になります。
  • 殆どのメーカーでこの機能があります。(FUSO製品はできません)

高解像度で見たい

  • 高解像度で見たい場合、レドームアンテナではなく、オープンアンテナのタイプになります。
  • アンテナの長さが長いほど高解像度で映し出されますが、長すぎるとマストが邪魔になったり、ライン(釣り糸)を巻き込む事故が起きたりしますので注意が必要です。

鳥を映したい

  • カツオ漁など鳥山を見たい場合、バードレーダーが必要になります。
  • 一般的な4kW程度のレーダーでも近くの鳥山は映りますが、遠くは映りません。
  • また、遠くを見るため12kW程度の機器が必要になります。
  • 国内メーカーでは、古野電機(FURUNO)が製造しています。
    大型機器となるため弊社では取り扱っておりません。

2ステーションにしたい

  • FBでもレーダー画面が見たい場合など、副指示器や、モニターを使用して2ステーション化します。
  • 副指示器を使用する場合、子機でも操作が可能です。(親機と連動します)
    副指示器が使用できる機器は一部の機種のみです。
  • モニターを使用する場合、子機では操作はできません。
  • 殆どのメーカーでこの機能がありますが、接続ケーブルはオプション品扱いになっています。(HONDEX HR-7、JRC JMA-1030シリーズはRGBユニットが必要です)

2ステーションの注意事項

画面の向きに注意!

  • 親機が縦型の場合、横型のモニターを使用すると画像が横を向いて表示されます。

    JMA-1030シリーズの例
    JMA-1030シリーズの例

  • これを回避するには縦型のモニターを使用するか、横型のモニターを縦に取り付けるしかありません。

画像解像度に注意!

  • 市販モニターを使用する場合、画像解像度に注意してください。
  • たとえば親機がVGA(640×480)の場合、市販モニター側でVGA(640×480)が選択できないと映りません。

輝度に注意!

  • 市販モニターを使用する場合、十分に輝度が明るくできたり暗くできたりする物を選ぶ必要があります。
  • 十分に輝度が明るくできないと屋外では見え難くなります。
  • また、十分に輝度が暗くできないと夜間に眩しくて操船に障害がでます。

電圧に注意!

  • 家庭用モニターを使用する場合、電圧は100Vです。
  • DC-ACインバーターが必要になりますが、擬似正弦波の場合、モニターが動作しない場合があります。(モニターが故障する場合もあります)

潮風に注意!

  • 家庭用モニターを使用する場合、防水加工がされていないと数年で故障します!
    (船内に設置しても故障するケースが多々あります)

ケーブルに注意!

  • 親機と子機を繋ぐケーブルは殆どの機種でd-sub15ピンのケーブルを使用します。
  • 市販のd-sub15ピンのケーブルを使用する場合、親機と子機の距離が関係し、距離が近い場合は細いケーブルでも構いませんが、遠い場合は十分太いケーブルをご使用ください。

以上のことから専用のマリンモニターを使用することをおススメします。
マリンモニターは高価なため、PCモニターなどを使い捨て覚悟で使用する方もみえます。
また、純正モニター以外のマリンモニターやPCモニターを使用する場合、周波数により映像が出ないことが稀にあります。